下半身不随の猫「らい」 たくましく生きる姿に笑顔 介護猫と認知症犬との交流も描く新著

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
くぅ(右)ともすぐに打ち解け仲良しに=「らい 下半身不随の猫」(晴・著、辰巳出版)より
くぅ(右)ともすぐに打ち解け仲良しに=「らい 下半身不随の猫」(晴・著、辰巳出版)より

 下半身不随で殺処分寸前だった猫「らい」がたくましく生きる姿を描いたフォトブック「らい 下半身不随の猫」(著・晴、辰巳出版)がこのほど発売された。大きな注目を集めた「くぅとしの 認知症の犬しのと介護猫くぅ」の“その後”と、家族の愛に満たされ幸せに生きるらいの姿が写真と文章で綴られている。

 交通事故で下半身不随になり保健所に収容された1匹の猫。引き取り手がなく殺処分寸前だったところを、著者の晴さんが家族として迎え入れ、「らい」と名付けた。ハンデを抱えながらも、根っからの明るい性格と同居猫のやさしさ、家族の献身的な看護に支えられ、幸せに暮らしている。晴さんのインスタグラムではらいのファンも多く、天真爛漫な性格と愛くるしい表情でファンの心を癒やしている。

 らいを迎え入れた同居犬猫には、認知症の犬「しの」と、しのを献身的に支えた介護猫「くぅ」もいる。2匹が主人公のロングセラー「くぅとしの」(2019年発行/辰巳出版)は、テレビや新聞で紹介され大きな話題となった。

 らいは、認知症の犬しのを看取り傷心のくぅに友として寄り添い、くぅの旅立ちも経験。それでも明るく懐っこい性格で、同居猫や一時預かりの猫たち、さらには人間の赤ちゃんなど、あらゆる存在を受け入れ、みんなの輪の中心になって家族を笑顔にするらい。読者にも元気と幸せを与えてくれる。

 著者の晴(はる)さんは広島県在住。らいの他に、6匹の保護猫と一緒に暮らしている。SNSにて、くぅとしの、他のにゃんずたちの日常を公開中。

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