恐竜が人間の寿命に影響を与えていた!? 「長寿のボトルネック仮説」による進化過程で 英大学で新研究

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画像はイメージです(warpaintcobra/stock.adobe.com)
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 恐竜が人間の寿命に影響を与えていた考え方が出てきた。通称「長寿のボトルネック仮説」という新たな理論によると、恐竜が地球を闊歩していた時代に哺乳類は素早く繁殖するプレッシャーに常に晒されており、その結果、1億年をかけて長寿に繋がる遺伝子の不活性化と喪失に繋がった可能性があるそうだ。

 この理論を唱える英バーミンガム大学のジョアン・ペドロ・デ・マガリャエス博士は説明した。「人間が最も長く生きる生物に含まれる一方で、多くの爬虫類やほかの生物はずっと遅いエイジング過程をもち、老化のサインが最小限しかありません」「長寿のボトルネック仮説によって、何百万年もの時間をかけて形成された哺乳類のエイジングに関する進化の力に光をあてることになるでしょう」

 過去の研究によると、初期の哺乳類は食物連鎖の最下部におり、恐竜がいた時代には、生き残るために素早い繁殖が必要だったとされている。

 マガリャエス博士はこう続けた。「この長い進化過程が、我々人間の加齢において影響を与えたと私は提唱する次第です」

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