俳優の板垣瑞生(いたがき・みずき)さんが17日、死去したことが分かった。24歳。本人のインスタグラム内で、家族によるストーリーズ投稿によって発表された。死因は「不慮の事故」であると公表された。
板垣さんのインスタグラムでは「俳優・板垣瑞生が不慮の事故により逝去いたしましたことをご報告申し上げます」と発表。続けて「昨年より抱えていた精神疾患により、今年1月末より行方不明となっておりました」と明かし、「警察および友人たちの協力のもと、捜索を続けてまいりましたが、先日、警察より東京都内にて遺体で発見されたと連絡を受けました」と知らせた。
発表の理由については「生前より温かく応援してくださったファンの皆さま、そして関係者の皆さまに、何のご報告もないままお別れとなるのは、彼の本意ではないと感じ、このようにご報告させていただきました」と知らせた。最後には「どうか、板垣瑞生のこれまでの活動を温かく思い出していただければ幸いです。これまでのご支援、ご厚情に深く感謝申し上げます」と締められ、「家族より」と末尾に記されていた。
板垣さんは2014年に映画「闇金ウシジマくん Part2」で映画俳優としてデビュー、映画「ソロモンの偽証」では「日本映画批評家大賞」の新人男優賞として表彰されていた。テレビドラマでも、朝ドラの「エール」や大河「麒麟がくる」に出演するなどして活躍していた。2024年3月には、それまで10年以上所属していたスターダストプロモーションを退所。同年11月に自身のインスタグラムで「(2024年1月頃から)精神的に非常に不安定な状態になり、不眠や拒食等の症状が出始めました」「前事務所(スターダスト)になんの相談もなく髪の毛を坊主にしてしまうなどの行動をとってしまった」「元々退所の意思は伝えており、日程も前事務所と協議していたのですが、突然坊主にしてしまったことやその時の私自身の状況も鑑みて、残っている様々なイベント等の仕事を実行できる状態にないとご判断頂き、そのまま事務所を退所する運びになりました。」と自身の言葉で退所理由を明かしていた。