これからの寒い時期にうってつけの温泉マップがSNS上で大きな注目を集めている。
「寒くなってきたので温泉マップであたたまりましょう。」
と件のマップを紹介したのは地理Bの旅さん(@chiri_b_geo)。
泉温ごとに色を分け、全国の温泉の分布を可視化したこのマップ。火山の影響なのか、大きな山地、山脈の付近ほど泉温の高い温泉が多いのが印象的だ。
今回の投稿に対し、SNSユーザー達からは
「確かに大阪は天然温泉のスーパー銭湯そこら中にあるから濃いの納得🤔」
「高温のものは火山のマップにほぼ沿っているように見えるけど、低温のものは結構まばらに存在しているのが不思議」
「裂け目の愛知岐阜長野辺りにあまり無いの意外」
「東北や北海道の温泉の方が九州より熱いのは意外だったな」
など数々の驚きの声が寄せられている。
地理Bの旅さんにお話を聞いた。
ーー今回、泉温をテーマにマップを作成されたきっかけをお聞かせください
地理Bの旅:以前、温泉の分布図を地名検索で作ったことがありました。より正確に温泉の分布を知りたいと思い作成しました。
ーー泉温の高低には何が作用しているのでしょうか?
地理Bの旅:私も専門でないので詳しくは分かりませんが、火山の分布する線とある程度一致して、温度の高い温泉が分布しています。ただ、地中から湧出する水で特定の物質を含むものは低温でも温泉と呼ばれるそうです。
ーーマップを作成して発見されたことなどお聞かせください。
地理Bの旅:温泉が多いことで有名な大分だけでなく、青森県など他の地域にも、温泉が多いところが複数ありました。いつか行ってみたいと思います。また、全国的に有名な道後温泉が非火山性のものであることも分布から理解できて面白いです。
ーー投稿の反響へのご感想をお聞かせください。
地理Bの旅:皆さん本当に温泉が好きなのだなと感じました。この地図をきっかけに皆さんが各地の温泉を訪れて、地域の魅力を再発見していただければ嬉しいです。
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地理Bの旅さんはこれまでnoteやX(旧Twitter)に投稿してきた内容をもとに書籍の出版を準備中。地図や地理にご興味ある方はぜひチェックしていただきたい。
なおインタビュー中でも触れたサイト「地理院地図」は、国土地理院が保有している地図情報の数々が紹介されているだけでなく、誰でも自由に素材として利用できる。地図素材が必要になった際はぜひご活用を。
地理Bの旅さん関連情報
Xアカウント:https://twitter.com/chiri_b_geo
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地理院地図:https://maps.gsi.go.jp