ドナルド・トランプ氏起訴で大陪審員を脅迫 過激な支持者が個人情報などをSNSに投稿か

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moonrise/stock.adobe.com
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 ドナルド・トランプ前大統領(77)を起訴した大陪審が、脅迫を受けた。3度目の起訴を受け、2020年の米大統領選を覆そうとした疑いで来年裁判を受けることになったトランプ氏の裁判について、陪審員の住所や写真を含む個人情報が、右派系のソーシャルメディアであるテレグラムなどで共有された。

 この投稿は、陪審員団がゆすりや選挙介入を含む13の罪でトランプ氏を起訴することを決めた数日後のことだった。保守的な報道機関を監視する非営利団体メディア・マターズは、あるユーザーがこの情報を「殺害予定リスト(ヒット・リスト)」と呼んだと報じている。

 これを受けフルトン郡保安官事務所は声明文を発表。「我々の捜査当局は、地元、州、連邦の法執行機関と緊密に協力し、フルトン郡や他の管轄区域における脅迫の発信源を追跡している」としたほか、この問題を非常に深刻に受け止めており、陪審員の安全を確保するために迅速に対応すると述べている。

 米判事は、2020年の米大統領選を覆すことを企てたとされる4件の犯罪容疑での公判に先立ち、証人を威圧するような扇動的な発言をしないようトランプ氏に警告。一方で3回目の罪状認否を受け、これまでに法廷審問で問われた4つの容疑について無罪を主張していたトランプ氏は この告発は政治的な動機によるものであり、自分は魔女狩りの被害者だと主張している。

 陪審団は、2021年の5人の死者を出したトランプ氏の支持者らによる連邦議会襲撃事件へのトランプ氏の関与は否定している。

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