ドナルド・トランプ氏(77)は米大統領時代に、スタッフに報告書を要約させていたことが分かった。自身を「安定の天才」と称するトランプ氏だが、大統領を務めていた時に国土安全保障省のチーフだったマイルス・テイラー氏が、国家安全保障の極秘報告書を大統領が理解できるよう簡潔な文章に変える作業をする必要があったことを明かした。
ブレット・メイゼラスのポッドキャスト番組でテイラー氏はこう話す。「通常どの大統領にも渡し意見を尋ねる50ページの文書ですが、トランプはそれを読むことができませんでした。あの人は読めないのです。私たちは彼の口調の1ページに要約していました」
「輝かんばかりの馬鹿な文書を私は書く羽目になりました。『アフガニスタン、アメリカを第一に、勝利する方法について』とかそういった感じです。私はあの極秘文書を箇条書きで、トランプの大げさな言葉遣いでまとめたのです。それが彼が理解できる唯一の方法でした」
そしてテイラー氏は続けた。「私は実際そこにこう書きました。『アフガニスタンから早期に離れた場合、テロリストらは私たちを負け犬呼ばわりするだろう。しかし勝利者と見られたいのなら、私たちはアフガン軍がこれらの犯罪者らを抑える強さを持っていることを確認する必要がある』とです。彼と話す場合はこうなるわけです」