整体業や整体院向けの事業コンサルティングを行う株式会社心と体サプライズはこのほど、20歳以上60歳未満の女性会社員1000人を対象に「夏の冷え性」について調査。6割弱の女性が「夏冷え」を実感。特に足先、足首、手先に冷えを感じていることが明らかになった。
全回答者に「冷房や冷たいものの飲食による夏冷え」を聞いたところ、14.6%が「とても冷えを感じる」、43.4%が「やや冷えを感じる」と回答。合算した58.0%が冷えを感じていることが分かった。また、24.1%は「あまり冷えを感じない」、17.9%は「まったく冷えを感じない」と回答した。
加えて、冷えを感じていると回答した女性580人に冷えを感じる箇所を調査。最多は足先で、約6割(59.3%)が回答した。次いで、足首(28.4%)、手先(24.3%)、ふくらはぎ(24.1%)、腕(21.9%)、お腹(21.7%)と続いた。
また、冷えやすい女性(580人)、冷えにくい女性(420人)それぞれに「肩こり」「首こり」について聞くと、肩こりは冷えやすい女性で65.0%、冷えにくい女性で41.4%が実感。首こりも冷えやすい女性で46.9%、冷えにくい女性で31.7%が感じており、夏冷えを感じる人ほど肩や首がこりやすい傾向が明らかになった。
同調査では「足など体の末端部分にはAVA(Arteriovenous Anastomosesの略;動静脈吻合)と呼ばれる、体温調節の機能を持つ血管がある。体温が下がってくると生命維持に大切な体幹部の体温を保つために、末端部分の血流を減少させて、体の熱が手や足から逃げるのを防ぐ」と足先や足首、手先が冷えやすい理由を説明。「『夏冷え』は冷房などで体が一気に冷やされることが原因。そのような環境下で、肩こりや首こりのように筋肉が硬くなっていると、ますます血流が悪くなり冷えは悪化する」と指摘した。(株式会社心と体サプライズ 調べ)