株式会社心と体サプライズが全国の女性を対象に実施した調査で、半数以上がむくみを感じると答えたことがこのほど明らかになった。同社は調査結果発表にあわせ、理学療法士で整体師の”カラダのプロ”、上田祐輝氏による「正しい姿勢」からアプローチするむくみ改善法を紹介した。
調査は今年11月20日~12月1日、全国の20歳以上60歳未満の女性1000人を対象に行われた。「普段、むくみを感じるか?」との質問に、「感じる」「やや感じる」と答えた人は合計で全体の52.6%にのぼった。「感じる」「やや感じる」と答えた人がむくみを感じる部位は、「足」(85.3%)が最も多かった。
また、むくみを「感じる」「やや感じる」と答えた人の57.0%が、自身の体の状態について「猫背」であると回答。むくみを「あまり感じない」「感じない」人の中では34.4%が「猫背」と答え、むくみの自覚がある人と20ポイント以上差がついた(株式会社心と体サプライズ調べ)。
むくみとは、細胞の周りで栄養分と老廃物の交換を行う組織液(血液の一部)が増えた状態で、溜まった組織液を心臓に戻すことによりむくみは改善される。溜まった血液を心臓に押し上げるポンプの働きをするのは筋肉だが、猫背でいるとふくらはぎの筋肉がうまく使われないと心と体サプライズ社は説明する。
「猫背を改善すると、全身の姿勢が整って良い筋肉が使えるようになります。もちろん、脚にも良い影響を及ぼします」。同社が紹介した、整体師・上田氏による猫背改善運動は次の通り。
(1)、床やマットにあぐらをかいて座り、背骨を触りながら猫背になるように背中を丸めると、背骨が飛び出してくるように動くのがわかる。まず、これを実感する。
(2)、背骨を触ったまま姿勢を正す。今度は、背骨が前の方に引っ込むのがわかる。
(3)、(1)(2)の動作をお尻に近い所から首の後ろまで背骨のさまざまな箇所で行う。背骨を触り姿勢を正すことで脳に刺激を送り、正しい姿勢のボディイメージ改善を図る。