看板には工夫もある。通常「ROHTO」の表記は、最後の「O」はアルファベットの大文字。だが、「ROHKi」の表記では最後が小文字になっている。これは、見る人がはっきり認識できるようにするためだといい、「しっかり『ロウキ』と読んでもらえるように」との狙いを込めたアレンジ。小さな気配りで、右腕へエールを送っている。
佐々木朗は6日・日本ハム戦の当日も、看板を「ROHKi」に差し替えられることを知らされていなかった。試合後の取材で報道陣に知らされ、「気づかなかったです」と照れ笑い。その後、看板を指さして笑顔で記念撮影した。同社も「応援したことが佐々木選手にも届けられているのかな」と、社内でもたくさん喜びの声が上がったようだ。
今後も、佐々木朗がZOZOマリンスタジアムで登板する日には、「ROHKi」の看板に差し替えられる。世界の舞台で一回り大きくなった豪腕が再び快挙を成し遂げた時、この広告看板もまた大きな話題を呼ぶかもしれない。