ヒュー・グラント(64)がエゴサーチをして自身の演技に対する否定的な批評を探し回る日々だという。何十年にも渡りハリウッドで成功を収めているヒュー、自分のマゾヒズムと惨めさが出演作に対するネガティブなコメントを常に求めているそうだ。
アメリカの朝の情報番組『トゥデイ』のコーナー「サンデー・シットダウン」でヒューはこう語る。「(自分のキャリアは)もちろん素晴らしい。それ以外のことを言えば嘘になる。しかしそうとは言っても、僕の際限ないマゾヒズムと惨めさのためにインターネットでネガティブなことを探し回ってしまう。(映画批評サイトの)ロッテントマトで(否定的な意見の)緑のスプラットを探しては読み、『ああ、その通りだ』って思うんだ」
更にそういった自分の行動の理由が全くわからないそうで、「人生のネガティブな面やダークサイドに魅かれる。少なくとも僕は。実際大西洋のこっち側の方が人々は晴れやかだ!」と続けた。
1982年の『オックスフォード・ラヴ』でデビュー、1994年の『フォー・ウェディング』からハリウッドでのキャリアが本格的にスタートしたヒュー、子供時代についてこう振り返ってもいた。「鼻もちならない子供だったと思う。皆を笑わせようとくだらない声を出して自分自身でいられなかった。学校の先生含め皆手を焼いていたよ。ハモンド先生はよく『本当のヒュー・グラントは一体どこにいるのですか?私たちは未だにそれを把握しようとしています!』と話していたよ」
ヒューは1990年代から多数のロマンティック・コメディ映画に主演し、メグ・ライアンの「ロマコメの女王」に対して、「ロマコメの帝王」と呼ばれたことでも知られている。