プロ野球・近鉄、中日で活躍した元投手の佐野慈紀氏が14日、自身のブログを更新。「初投げ」と題し、左投げで投球練習したことを報告した。同日、自身のXでは投球動画を公開。室内練習場でセットポジションからボールを投げる様子にエールが多数寄せられている。
佐野氏はブログで「左投げの初投げ 行ってきました!」と投球再開を報告。「今の所、約10mくらいですかね」と現状を明かし、「まずは第一歩踏み出せたようです。ドキドキしながらちょいとずつ 距離を伸ばしてまだまだ不恰好だけど やっぱり野球は楽しい!改めてそう思いましたね!」と喜びをつづった。
「もう少し下半身を使えるようなならないと 始球式でストライクは投げれない!」と課題もあるが「お陰で更なるモチベーションか上がりました!」とやる気まんまん。「もっと投げれるようになったら 次は帽子を飛ばす練習しないとね!」とおなじみの「ピッカリ投法」復活に意欲を見せた。
最後は「始球式に向けてコツコツとやっていきます。もちろん体を労わりながらね」と目標を記し「糖尿病は恐ろしい 健康第一 みんなかがや毛~!」と締めくくった。
自身のXで公開した投球動画には「頑張れ佐野さん」「えぇ球投げてる!」「またピッカリ投法を見せてほしい」「現役の頃から見てました!頑張ってください!」などエールが数多く寄せられている。
佐野氏は2023年4月に重症下肢虚血を発症し、右足中指を切断して入院生活へ。その後、糖尿病の影響で感染症が悪化したため、24年5月1日に手術で右腕を切断。入院中の様子をつづりながら、同年8月20日に退院後は普段の生活などについて記している。