「ハイパー車庫入れ」 外壁ギリギリ過ぎて「もうこれは恐怖画像」と話題 その裏に隠された優しい理由

藤丸 紘生 藤丸 紘生

 運転初心者の鬼門・車庫入れ。特にスペースに余裕のない車庫では、緊張と不安が増すばかり。そんな人は必見!ミリ単位を攻めた“ハイパー車庫入れ”がSNS上で「神技」「ハイパーすぎる」「私には無理!」「もうこれは恐怖画像」と話題を呼んでいる。

 うま助(@umasukekun)さんが3月31日、自身のTwitterに「私はね、毎日毎日このハイパー車庫入れをキめているので、ちょっとの事じゃ動じなくなったんですよ。#都内狭小戸建」と綴り、車庫におさまった愛車の写真を投稿。外壁との間隔はわずか数センチ。恐怖すら覚えるが、たしかに壁と車は接していない。「ハイパー」の称号にたがわない車庫入れだ。

 いかにして車庫入れを成功させているのか。その疑問に応え、翌4月1日には、車庫入れの動画を投稿。「こんな感じでやるんですよ。どう?簡単でしょ?」と綴っているが、的確なタイミングでサイドミラーを格納し、前輪タイヤを少し当てることで車幅を調整。一見、ぶつかりそうでも正確に車体をおさめるその技術。間違いなく簡単ではない。

 うま助さんによれば、ハイパー車庫入れ歴は1年ほど。研究を重ねた結果、約3カ月前にサイドミラーをぶつけた失敗を最後に、今や連勝街道を突き進む毎日。「もうぶつける事はほぼないですね」と職人の域に達している。

 投稿は3日時点で約2・6万件の「いいね」が寄せられるなど大反響。リプライ欄では「神技」「ハイパーすぎる」など称賛の声であふれ「褒めていただけているコメントが多く、批判的なコメントがほぼないのが嬉しいですね」と喜びをにじませた。

 さらに、うま助さんに話を聞いていくと「実は、あそこまで詰めて駐車しなくてもそれなりのスペースは確保されているんです」と予想外の事実が。そうなると、知りたいのはただ一つ。

 なぜリスクを負ってまで、わざわざ「ハイパー車庫入れ」に挑んでいるのか?

 うま助さんは言う。「自転車などで家を出る時に詰めれば詰めるほど通りやすいですし、うちは小さい子どもが3人いるので少しでも広い方がいいかなと思いまして」

 車庫のスペース上、取得を余儀なくされた技術かに思えた「ハイパー車庫入れ」には、家族を思う優しさが詰まっていた。

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