ラジー賞 18歳未満の俳優を選考対象外へ 12歳の主演女優賞ノミネートで批判浴びる

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『テリファー2』残虐描写で上映中に失神、嘔吐する観客が続出※写真はイメージです(Boragoo/stock.adobe.com)
『テリファー2』残虐描写で上映中に失神、嘔吐する観客が続出※写真はイメージです(Boragoo/stock.adobe.com)

 米ラジー賞が、今後は18歳未満の俳優や映画製作者を選考対象から外すことにしたという。アカデミー賞と対照的な形で、過去1年間で最低な作品や俳優を表彰するゴールデンラズベリー賞(通称ラジー賞)。先日、12歳のライアン・キエラ・アームストロングを大ヒット映画 『炎の少女チャーリー』の演技で最低主演女優賞にノミネートしたことで非難の的となり、ライアンへの正式な謝罪に至っていた。

 ラジー賞の共同創設者、ジョン・ウィルソン氏は、ライアンをブライス・ダラス・ハワード(『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』)、ダイアン・キートン (『マック リタ』)らとのノミネートから外すとしている。

 「時には、考えずにやってしまうこともあります。そして非難されて悟るのです。それがそもそもラジー賞が生まれた理由です」「12歳のアームストロングさんを我々の賞の候補者に選んだことに対する最近の正当な批判で、この件に関して我々がいかに無神経であったかに気づかされました」「結果として、来月メンバーが投票する最終投票からアームストロングさんの名前を外しました。我々はまた、正式に謝罪する義務があると考えており、この選択で彼女が傷ついたことを遺憾に思うと申し上げたいのです」

 さらにウィルソン氏は、「この教訓を踏まえ、今後18歳未満の俳優や映画製作者をこの賞の候補としない投票ガイドラインを採用することを発表したいと思います」「誰かのキャリアをつぶそうとしたことは決してありません。だから名誉挽回賞が作られたのです。誰でも間違いを犯すことはあり、我々もそうなのです」と続け、同アワードのモットーは 「自分の悪い点は自分で負う」であり、「我々自身もそれに従って行動しなければならない」ため、この決定をしたと説明した。

 ラジー賞受賞者は3月11日に発表予定となっている。

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