ミーナ・スヴァーリ(42)が、12歳でレイプされ、その後も「繰り返し性的虐待」を受けていたことを告白した。20歳の時「アメリカン・パイ」や「アメリカン・ビューティー」に出演し一躍世界的なスターとなったミーナだが、数年に渡り経験した虐待行為を自らの中で処理するために「2重の人生」を歩んでいたことを認めている。
ミーナは、新刊の回想録「ザ・グレイト・ピース:ア・メモワール」に、「12歳から20歳にかけて繰り返し性的虐待の犠牲者」だったと綴る。
12歳の時兄の友人から性行為を迫られ、必死に拒否したものの、後にその友人の自宅で強姦されたそうで「あの日私の一部が死んだ。彼は私を使い、楽しみ、そして私を捨てた。彼は私を娼婦と呼んだ」「私が(セックスの)健康的な印象を得ることはなかった。私は選択肢を失った。そして、すでに誰からも関心を持たれていないと感じていたことと合わせ、私は自分に対するコンセプトを確立した。それが私の価値だと」と振り返る。
その後ミーナは、女優を目指し15歳でハリウッドに移り住むが、未だレイプされたことで自らを責めており、自分には「選択肢や、価値ある別の人生」などないと感じていたことから、信頼していたマネージャーから性的関係を求められた時も、それに従ったという。
また、その頃母親はかなり年上で精神的にも肉体的にも衰えてきた父親を残し家を出ており、家庭が崩壊していたことから、ミーナは心の痛みを抑えるためクラブシーンとドラッグに頼るようになっていったそうだ。
そして17歳の時タイラーという男性と出会い3年間交際するものの、他の女性を加えた3人での性行為を強要されるなど虐待的な関係だったという。
虐待と自己破壊のサイクルから抜け出せないでいたミーナだが、出演作「アメリカン・ビューティー」がアカデミー賞5賞に輝き、成功を手に入れたことからタイラーと別れ、自らの人生を取り戻す強さを手に入れたそうだ。
そんなミーナは2016年、映画「クリスマスは家族で」の現場で、将来結婚することとなるマイク・ホープと出会い、2人は2018年8月に挙式、今年4月に息子クリストファー君が誕生している。