18日に行われたれいわ新選組の代表選で再選され、2025年12月までの続投が決まった山本太郎代表(48)が一夜明けた19日、国会内で会見を開き、共同代表として、これまで共同代表(仮)だった櫛渕万里(55)、大石晃子(45)両衆院議員を指名した。同党は11月のプレ代表選で、共同代表制にすることを決定。代表選で選出された代表が、共同代表を選ぶ決まりになっていた。
櫛渕、大石両氏はタッグを組み「鬼退治のオンナたち」のキャッチフレーズを掲げ代表選を戦った。対抗馬になった〝鬼女〟2人を共同代表に指名した理由について、山本氏は「実務能力、行政監視能力が高い。れいわ新選組が組織化を進めるためには、必要な2人。我々の支持母体は一般市民。一般市民と党をつなぐ取り組みがしっかりとできていなかった。みなさんの意見を汲み取っていく作業が必要で、この2人しかいない」と説明した。
代表選で〝山本太郎を野に放つ〟と訴えていた大石氏は「山本太郎を一人にさせないというところから始まっている。一人で暴走するよりも、複数人で暴走したほうがいい。国会内外で一人にさせない。出る杭は一人だけではない」と強調。山本氏は「出る杭が3本になる効果がある。バランスとしてはいいのではないか」と笑顔を見せた。
櫛渕氏は「山本太郎を正しく野に放ちたい。ボランティアが草の根の力を3年間積み上げてくれた。ボランティアのプラットフォームをつくり、蓄積されたノウハウやスタイル、ツールを、交流しながられいわ新選組の総合力にしていく原動力したい」と意気込みを語った。