宇宙人の発見と交流が、第３次世界大戦の“引き金”になり得るという仮説が発表された。地球物理学者ケネス・ウィジアン氏と宗教学の専門家ジョン・トラファガン氏の研究によると、宇宙人が見つかった場合、そのことが地球に悲惨な状況を引き起こす可能性があるそうだ。
地球の1国だけが宇宙からのテクノロジー知識を行使した場合、世界を支配することになると2人は指摘している。
一方で、スペース・ポリシー誌に発表された別の論文では、この懸念は根拠のないもので星間通信を理由に、まず現実とはならないと主張している。論文の著者であるジェイソン・T.ライト氏はニューズウィーク誌に「（ある国の）政府がその情報を独占するためにできることは非常に限られています」と述べている。
ただ、ライト氏は宇宙人の発見こそ未だされていないもののこう警告している。「宇宙人に関する無線探査は本当に表面的なものにすぎません。ですから誰かが隠れていると考える理由もありません。彼らはすでにオープンに存在しており、私たちが未だにその星や周波数を押さえていないだけかもしれないのです」
