イギリスの秘密情報部がかつて伝説の怪物ネッシーの目撃情報を調査し、湖底に「生命を持つ未知の生物」が存在すると結論づけていたことが明らかになった。1960年代、現地調査機関が捉えた目撃映像をもとに、英国当局が極秘裏に分析を行っていた文書が新たに判明した。
60年に元イギリス空軍パイロットのティム・ディンスデール氏が撮影した、スコットランドのネス湖の水面を移動する「こぶ」のような物体を捉えた動画を統合空軍偵察情報センターによって解析。報告書では「水上艦や潜水艦の可能性は除外され、生命体である可能性が高い」と結論づけていた。
さらに67年に当時17歳の学生だったリチャード・レイナー氏が撮影した別の映像についても、水面から頭部を覗かせる約7フィート(約2.1メートル)の物体であるとの見解が示されていた。これらの調査結果はネッシー研究家のエイドリアン・シャイン氏による新著「A Naturalist’s View of the Loch Ness Enigma」の中で公開された。
国防省関係者は当時、政府が未確認生物の存在について公に立場を表明することを避けるため、この結論を非公開にするよう求めていた。専門家からは当時の映像がサケ釣りのボートの動きに関連している可能性も指摘されており、謎を巡る議論は現在も続いている。