【漫画】“あるあるネタ”連発のショート作品『Z世代の生態学』に共感の声が続出 決め付けはダメ!?

橋本 未来 橋本 未来

 1990年代中盤以降に生まれた世代を指す「Z世代」。デジタルネイティブで育った最初の世代であり、社会問題への関心が高さや独自の価値観で生きるなど、昭和世代にとっては“その実態が掴みづらい”特異な存在として語られることが多い。

 そんな新しい世代の知られざる実態をショート漫画『Z世代の生態学』(マイナビニュース)として発表し、各所から共感を巻き起こしているのが、漫画家のジョンソンともゆきさん(@tomo_yuki2525)だ。SNSを中心に作品を発表するスタイルで、今やTwitterフォロワー数30万人を越える人気漫画家だ。今回、ジョンソンさんに取材をお願いし、話題の『Z世代の生態学』に関する創作秘話や、漫画における<笑い>について話を伺った。

「これがZ世代だ」と決め付けない

 学生時代に、マイクロマガジン社が主催する「キングオブギャグ4コマ」にて大賞を獲得するなど、ギャグ漫画家として活動するジョンソンさん。<笑い>をテーマにしたのは、「それ以外の選択肢が無かったから」だと話す。

 

 「もともとお笑いが好きだったので、ギャグ以外の選択肢が無かったですね。あと、わかりやすいツッコミがあったり、ギャグ的な絵にしないのは、それができないからです。余韻が好きで、4コマ漫画が終わってもこの人たちは生活を続けている、その先があると思う非日常にしたいと考えています」 

 <笑い>を主軸に作品を発表する中で、総合ニュースサイト「マイナビニュース」から依頼されたのがZ世代をテーマにした漫画だったとか。実態を掴みにくいこの世代を、どのような工夫によって描いているのだろうか。
「私はZ世代よりひとつ上の世代なので、Z世代を知るために調べてみたんです。だけど、勉強をすすめるうちに『これがZ世代だ』とひとつのカテゴリで縛ること自体が、今の社会とズレていくんじゃないかと。だから今は、その時々に見聞きした若者をギャグタッチで描くという方向ですすめています」。その思いの中で描かれた作品は、笑いと共に大きな共感を呼んでいる。

 

 そして、ジョンソンさんは今後について、「読む人が幸せになれる作品をめざして、描きたい」とその決意を語ってくれた。押し出す笑いや、毒のある笑いとも違う、思わずほっこりしてしまう笑いを描くジョンソンさんこそ、今の時代が求めるギャグ漫画家なのかもしれない。

■■ジョンソンともゆきさん情報
▼Twitter /
https://onl.sc/ezAjjG5
 
▼Instagram /
instagram.com/tomoyuki1294/
 
▼ジョンソンともゆきの漫画ブログ /
https://jtomoyuki.nbblog.jp

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