米有名プロデューサー 自動車事故で約7億円の損害賠償求める 性的暴行などで23年の禁錮刑中

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 ハーヴェイ・ワインスタイン
 ハーヴェイ・ワインスタイン

 米映画プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタインが、2019年に起こった自動車事故を巡り、クライスラー社を相手取り500万ドル(約6億7000万円)を求めた訴訟を起こしている。2020年2月に性的暴行とレイプで有罪判決が下され現在23年の禁錮刑に服しているワインスタインが、ジープのラングラー車を運転していた際、鹿をよけようとして起こった衝突事故の損害賠償を求めている。

 ワインスタインは、7日にニューヨーク最高裁判所に申請したステランティス傘下のフィアット・クライスラー・オートモービルズに対する訴訟の中で、自身が製作した映画の1作におけるプロダクトプレイスメントと引き換えに社が提供した車は「不当に危険」で、事故により「破滅的なほどに負傷し、身体がまひ状態」になり、「重度で継続的な痛みと苦しみ」をもたらしたと主張している。

 事故は、2019年8月17日午前8時55分に2017年製の同車をニューヨーク郊外ベッドフォードで運転していた際に起こったとされており、「ブレーキを使用したにも関わらず」「減速しなかった」と指摘している。ワインスタインは同年12月に腰の手術を受けており、性的暴行に関するニューヨークでの裁判に出廷した際には、歩行器を使っていた。

 一方で、イギリスの検察局は、ワインスタインが1996年8月にロンドンで現在50代の女性に性的暴行を加えたとして起訴する方向であることを明らかにしている。

 ワインスタインは、2017年にアンジェリーナ・ジョリー、サルマ・ハエック、グウィネス・パルトロウを含む複数の女性からセクハラや性的暴行を告発されたことにより警察が捜査。現在2004年から2013年にかけての他の性犯罪に関するロサンゼルスでの裁判を待っている状態だが、本人は全件に関し無罪を主張している。

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