野外音楽フェスのコーチェラ・フェスティバルが女性シンガーのラナ・デル・レイのセットが13分遅れで終了したことで罰金2万8000ドル(約436万円)を科された。カリフォルニア州インディオのエンパイア・ポロ・クラブで開催された同イベント、19日のステージにラナが遅れて登場したことで、主催者側に罰金を支払う責任が発生したことを広報がTMZに認めた。
ちなみに同イベントは昨年の最初の週末にはヘッドライナー3組のステージが全て遅れ、11万7000ドル(約1821万円)の罰金を科されてもいた。
ラナのパフォーマンスが遅れることは有名で、グラストンベリー・フェスティバルでは、髪のスタイリングが完成せずに30分の遅れが生じ、歌っている最中にもヘアドレッサーがステージに現れラナの髪を整える事態となっていた。
『チェリー』の演奏後、ラナは観客にこう語りかけていた。「どうもありがとう。ここにいれてとても嬉しい」「馬鹿みたいに遅れちゃって。急いでこのセットをやるつもり。電源を切るなら切ってくれて構わない。本当にごめん。ヘアにとても時間がかかるの」「このセットを予定通りやり続けましょう」午後11時45分に終わる予定だったラナのステージだが、15分後も継続、しかし会場の門限により、『ホワイト・ムスタング』の演奏中にマイクの電源が切られる事態に、会場が混乱する中ラナはステージの誰かと話し、その後「ごめんなさい」と話すも、観客からはブーイングと共に「彼女に歌わせて!」という声が上がっていた。
しかしラナは2012年のヒット曲『ビデオ・ゲームズ』の合唱を促しステージを降り、ファンからの写真やサインに応じていた。