ある男性が上腕二頭筋のトレーニングの後、人食いバクテリアに感染し前腕を切断する事態となった。オーストラリアに住むガブリエル・マッケンナ・リーシュケさん(29)は50キロの重量を持ち上げたところ、上腕二頭筋が肘で断裂。元に戻そうとしたものの、腕が腫れ始め、肉食性のバクテリアにより壊死性筋膜炎に罹ったことが判明したことから、人工的な昏睡状態に置かれたという。
リーシュケさんはこう話す。「壊死性筋膜炎にどこで罹ったのかという疑問があります。まだ確定はしていませんが、手術から3日が経ち座っていると、腕が通常の2倍か3倍に膨れ始め、真っ赤になりました。病院で壊死性筋膜炎に罹ったと思っています。鏡で自分を見たら、『これは酷い』となりました」
オーストラリアで土木工学を学んでいるリーシュケさんは死も覚悟していたそうで、また生きるチャンスをもらった今パラリンピック出場を目指しているという。
「全て(の手術)は私が眠っている間のものでした。何が起こったのかも知らず目が覚めて、腕を失くして3日間も経っていたとは信じられませんでした。人生を生きるチャンスをもう一度もつことができて本当に感謝しかありません。家族や友人に支えられています。自分の出身国からパラリンピックに出る夢も可能です」