音楽をかけたりタイマーをセットしたりと育児中の家庭でも大活躍するアレクサ。しかし、言葉を覚えたての子供が一生懸命話しかけたとき、予想もしない「珍回答」が返ってくることもある。えりたさんの『アレクサの誤作動が本気で怖すぎた夜』では、寝る前のルーティンが一瞬にしてパニックに変わった出来事が描かれている。
それは、作者の息子が眠りにつく前の出来事。寝る前に「アレクサ、おやすみのオルゴールをかけて」と呼びかけるのが、彼の最近のお気に入り。少し前までは「ラ行」がうまく言えなかった息子を思い出しつつ成長を感じ、微笑ましく見守っていた。
ところがそんなある日、「小さな言い間違い」が起きてしまう。「おやすみ」と言おうとしたのだが、滑舌が追いつかず、つい「おに……」と呟いてしまったのだ。すると、それまで穏やかだった部屋に、「はい…赤鬼です…今日はどうしましたかぁ…? お子さんが言うことを聞かないんですかぁ?今からおうちに行きますよぉ…?」と地を這うような低く不気味な声が響き渡る。
突如始まった鬼の声の迫力に、息子は無言のまま逃走し作者の腕の中へと飛び込んだ。作者自身も、心臓が飛び出るかと思うほどの衝撃を受けたという。
後に判明した鬼の正体は、「おにから電話トーク」という機能だった。子供が言うことを聞かない時に、親に代わって鬼が言い聞かせる便利機能だ。その後しばらく鬼というワードに敏感になる息子だった。
そんな同作について、作者のえりたさんに詳しく話を聞いた。
ー鬼の声が流れた時、えりたさん自身はどのように感じましたか?
一瞬、誰の声かわからず子供以上にビックリしましたし、怖かったです。アレクサが何者かに憑りつかれたのかと思いました(笑)
ー息子さんの反応を見てどのように感じられましたか?
顔が真っ青になってしまったので、トラウマになったらどうしようかと心配しました。
ーしばらく「鬼」という言葉に敏感になってしまった息子さんに対して、どのようにフォローしましたか。
しばらく鬼という言葉も存在も怖がっていたので、かわいい鬼さんが登場する童謡の動画や、絵本でなんとか克服しました。特に「おふくさん」という絵本に登場する鬼がかわいくてお気に入りのようです。
節分も楽しみにしているようで、ほっとしています。
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