英人気俳優、10代で務めた「あの子役」の評価に喜び「本当に誇りに思う」

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 トーマス・ブロディ=サングスター
 トーマス・ブロディ=サングスター

 トーマス・ブロディ=サングスター(32)が、映画『ラブ・アクチュアリー』の「あの子役」と呼ばれることに対して「本当に誇りに思う」と話している。トーマスは10代の頃、2003年作の同ロマンティック・コメディ映画 で、キーラ・ナイトレイ、ヒュー・グラント、エマ・トンプソン、リーアム・ニーソン、ビル・ナイらと共に、サム役を演じて一躍有名になった。

 リチャード・カーティスによる脚本を高く評価しているトーマスは、ガーディアン紙とのインタビューでこう語る。「毎回そのことでイライラしていたら、人生の多くの時間をそう過ごしてしまうだろうね」「本当に誇りに思うことなんだ。今でも話題になる作品に出演できたことは嬉しいよ。この映画はかなり良い出来だったけど、大ヒット作というわけではなかった。でも、長年にわたり、カルト的な人気を博している」

 そんなトーマスは、子役の当時、「ハリー・ポッター」シリーズのロン・ウィーズリー役を逃し、最終的にルパート・グリントの手に渡ることになったものの、「どんな決断がなされても、決して後悔しない。9割の確率で役はもらえないのだから、それを受け入れる方法を探さなければならない」と説明、また、子供の時分に仕事の世界に放り込まれたことで、普通の家庭で育っていた場合より早く「責任感」に芽生えたという。

 トーマスは、こう続ける。「僕は、子供の頃、上からの目線やおべっかを使われるのが大嫌いだった。だから、撮影現場に行って、みんなが僕を仕事で雇われた一人の人間として扱ってくれて、その責任感が好きだった。そういうことが人間としての成長や発達に影響を与えるのだろうね」「プロフェッショナルになることができたし、でも家に帰ったら、おもちゃに囲まれて何時間も自分の部屋に座って、ただ遊ぶこともできた。僕にとっての演技はそんな感じだったかな。演技というのは、ただ遊んでいるだけで、そんな真剣なものではない。ただ声を出して、誰かのふりをする。家で妹と一緒にそんなことばかりしていたよ」

 映画デビューから約20年、トーマスはSFスリラー映画の「メイズ・ランナー」シリーズ、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」、ネットフリックスのアニメ映画『ドラゴン・ライダー』などで主演を務めている。

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