イエスのドラマーとして活躍し、ジョン・レノンとも共演したアラン・ホワイトさんが死去した。72歳。1972年にビル・ブルーフォードの後任としてイエスに加入したアランの訃報を、フェイスブックを通して遺族が伝えた。
イエスはこう声明を出している。「イエスは、50年来の友人で、最愛のドラマーのアラン・ホワイトが短い闘病生活の後、72歳で亡くなったことを深い悲しみと共に発表します。このニュースにイエス・ファミリー全員はショックを受け、呆然としています」「1972年7月にイエスとの旅を始めたアランは、アルバム『危機』の50周年記念を祝うため、来る英国ツアーを楽しみにしていました」「先日、愛妻ジジとの結婚40周年を祝ったアランは、自宅で安らかに亡くなりました」
イエスに参加する前の1969年、アランはジョン・レノンのプラスティック・オノ・バンドのメンバーとして、『真実がほしい』など、ジョンのアルバム『イマジン』の8曲でドラムを演奏している。ジョンとのコラボに加えて、アランはジョージ・ハリソンのアルバム『オール・シングス・マスト・パス』にも参加した。キャリアを通して、ベンチャーズなどの他のバンドでも演奏し、2017年にはロックンロールの殿堂入りを果たしている。
声明はこう締めくくられている。「イエスは、6月15日グラスゴーのロイヤル・コンサート・ホールから開始する『危機』50周年記念英国ツアーをアラン・ホワイトに捧げます」
この悲しいニュースに マイク・ポートノイ(55)など多くの人々が追悼の言葉を寄せている。マイクはツイッターにこう投稿している。「アラン・ホワイトの訃報に本当に呆然としています。過去50年間に渡るアランのプレーは、僕に大きな影響を与えてくれ、長年一緒に過ごすことができて光栄でした。奥様のジジ、ご家族、そしてイエスの皆さんに哀悼の意を表します」