ジュリアン・レノン(59)は、ビートルズの名曲『ヘイ・ジュード』と「愛憎関係」にあったという。ジョン・レノンと最初の妻シンシアとの間に生まれたジュリアンは、ポール・マッカートニーによって書かれたその曲は、自分の両親の離婚を思い出させる「暗い思い出」となっていると明かした。
シリウスXMのラジオ番組『ディベイタブル』に出演したジュリアンは、「僕は、何が起こっているのかあまり意識していなかったんだ。ヨーコ(オノ)を見かけるようになった時以外はね。明らかにそれはちょっとした影響があったし5歳の僕にとって離婚はとても大きな出来事だったようだ」「僕は泣き叫んで激怒することがあったけど、その瞬間は僕の心に残っていない」「僕にとってそれは、常に前に進むことであり、できる限り母を守り、誇りに思い、目を離さず、腕を回して最後まで母を守る。母が最優先だった」と話した。
また、この曲が『ジュード』という最新アルバムのタイトルにどうインスピレーションを与えたかについてジュリアンは、「このアルバムによって、僕にとって『ヘイ・ジュード』がどういう意味なのかを説明することができたよ。実際、愛憎の関係だったからね。もう十分聞いたと思ったんだ」「ポールがあの曲を書いて、これから起こりうる出来事に希望を持たせてくれたことには感謝している。でもその一方で、あの時実際に起こった離婚の事を暗く思い出させるものだった」と説明した。
そんなジュリアンは、最近のドキュメンタリー作『ザ・ビートルズ:Get Back』を見て誇りに思ったことをこう明かしている。「ドキュメンタリーを観た後、子供の頃に知っていた父を思い出し、おっちょこちょいでありながら、偉大な音楽家、パフォーマー、シンガーである父を見て、とても誇りに思ったんだ」