三浦瑠麗氏、プーチン大統領の「合理性」「正義心」は期待できない

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ロシアがウクライナに侵攻(Negro Elkha/stock.adobe.com)
ロシアがウクライナに侵攻(Negro Elkha/stock.adobe.com)

 国際政治学者の三浦瑠麗氏が1日、フジテレビ系「めざまし8」に出演し、ウクライナに侵攻したロシアのプーチン大統領の「合理性」「正義心」には期待できないという見解を示した。

 三浦氏は、ロシアの安全保障不安を解消するために米国が提案したさまざまな枠組みに「ロシアは興味を示していない」と分析。ロシアの世界観を「歴史をものすごい過去に巻き戻したい、そしてこの数十年間をなかったことにしたい」と説明した。

 続けて「プーチンが考えている(歴史を巻き戻す)目標というのは、これだけウクライナが反ロシアになる中で、実現不可能だとわたしは思う」とコメント。一方で「実現不可能」だからといって「あきらめて引く」とは限らないとも指摘した。

 ロシアのウクライナ侵攻について「核戦力を使われる可能性、世界戦争になる可能性、これが長期化してわれわれの生活にも影響を及ぼしていく。これも考えなきゃいけない、非常に危険な瀬戸際に立っている」と現状に危機感を募らせた。「『プーチンの合理性に期待しよう』とか、『プーチンの人道的な正義心に訴えよう』みたいなアプローチはほとんど効かない」と交渉の難しさも解説。「どこでお互いに妥協できるのか…相手を甘く見ないで。停戦しかないので」と何とか着地点が見いだされることを求めた。

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