国際政治学者の三浦瑠麗氏が27日、ツイッターに新規投稿。岸田文雄首相が文科省に対して「オミクロン株」の濃厚接触者となった受験生に入試を受ける機会を確保するよう指示したことを受け、当初は受験を認めないとした同省が方針撤回となる可能性に「何よりです」と評価し、「オミクロン株に対する過剰対応をやめていただきたい」と訴えた。
三浦は「撤回されそうで何よりです」と切り出し、「変異株の種類によらず別室受験がよい落とし所でしょう。大学の現場もご苦労かと思いますが、受験生のことを思う気持ちは大学人なら大きいはず」と見解を示した。その上で、同氏は「これ以外のところでもオミクロン株に対する過剰対応をやめていただきたいです」と提言した。
文科省は24日に、国公私立大の個別入試における新型コロナウイルス感染症対策の指針を改定し、オミクロン株感染者の濃厚接触者は症状の有無にかかわらず受験を認めないと決めた。
これを受け、三浦氏は25日付ツイートで「撤回しなさい。端的に、撤回すること。そして子どもたちに謝ることです。 事勿れ主義のために無責任なことをいってごめんなさい、自分は逃げ切れる立場だからってあなたたちに負荷を押しつけてごめんなさい、と。」と同省の対応を厳しく批判していた。