4人の死亡者を出した飛行機事故から生還したミュージシャン 13年ぶりに搭乗

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トラヴィス・バーカー
トラヴィス・バーカー

 ミュージシャンのトラヴィス・バーカー が、2008年の飛行機事故以来、初めて飛行機に乗った。パンクバンドBlink-182のドラマーで、当時4人の犠牲者を出した飛行機事故で一命を取り留めたトラヴィスは、13年間空を飛ぶことを恐れていたものの、14日に恋人のコートニー・カーダシアンと一緒に飛行機に搭乗しているところを撮影されている。

 TMZによると、トラヴィスは、コートニー、そしてコートニーの母親クリス・ジェンナーの恋人コーリー・ギャンブルとプライベートジェットでメキシコのリゾート地カボ・サン・ルーカスに向かい、無事着陸したという。

 そんなトラヴィスは最近、飛行機の絵文字と一緒に「俺はまた飛ぶかもしれない」とツイッターで明かしていた。

 13年前の事故では、サウスカロライナ州を出発した飛行機が離陸直後に墜落、トラヴィスのセキュリーガードとアシスタント、機長と副操縦士が命を失い、トラヴィスは全身の65%に3度の火傷を負った。トラヴィスの長年のコラボレーターDJ AMことアダム・マイケル・ゴールドスタインも一命を取り留めたものの、翌年に処方薬の過剰摂取により死亡している。

 トラヴィスは、大麻や処方薬の過剰使用を克服、アダムの死が薬物使用をやめるきっかけになったと今年5月のインタビューで明かしていた。「人はいつも、『リハビリ施設に行ったのか』って聞く。だけど俺は、『いや、飛行機事故に遭ったんだ』と言うんだ。それが俺のリハビリだった」「友達を3人も失って、自分も死にかけた。あれで目が覚めたんだ。もし事故に遭わなかったら、おそらく止めていなかったな」

 また、17歳と15歳の子供達の父親であるトラヴィスは、飛行機に対する恐怖を克服できる日を待っているとして、「もし飛ぶ事にして、その道中を天使たちが無事に見守ってくれたら、帰ってきて子供たちに『ここまで飛んできて、家にも飛んで帰った。全く問題なしだった』って伝えなきゃ。だって危うく別れ離れになるところだったんだ。最高の日となるよ」と続けた。

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