グラドルボクサー郷司利也子 2年10カ月ぶり復帰戦へ肉体改造「女は歳を重ねるごとに強くなる」

山本 鋼平 山本 鋼平
力こぶをつくる郷司利也子
力こぶをつくる郷司利也子

 グラビアタレントでプロボクサーの郷司利也子(39)=川崎新田=が13日、都内で取材に応じた。東京・後楽園ホールで21日に行う、49.8キロ契約4回戦・勝谷美雪(27)=神奈川渥美=戦に向け「肉体を今までにないくらい鍛えてきた」と肉体改造への手応えを口にした。

 2年10カ月ぶりのプロ10戦目。「減量に苦しまなかったので、気持ちには余裕がある。体幹や腹筋、肩周りの筋肉に自信がある。足と体の強さを生かして前に出続けたい」。運動神経と基礎技術に定評がある相手に勝利するイメージを思い描いた。

 19年3月、体調不良のため直前になって試合を棄権。「申し訳なさ過ぎて1年間、人前には出ず自分と向き合った」。初めて個人トレーナーの指導を受け、徹底的に体をいじめ抜くなど、転機となった。午前中はトレーニングに専念し、夜にボクシングの練習を行い、ストイックに牙を研いできた。

 08年のデビュー以来、セーラームーンなどのコスプレで話題を集めることが多かった。「色もの扱いされてきたが、自分なりに女子ボクシングを盛り上げたい思いからだった。引退はそう遠くはない。少しでもボクシングに恩返ししたい」と神妙に語った。来年3月に40歳を迎えるが「女は歳を重ねるごとに強くなる。女のしぶとさを見せつけたい」と意に介さない。通算成績は3勝6敗。それでも、1つの白星でランキングが急上昇するのが女子ボクシング。有終の美を飾るべく、再起戦で弾みをつけるつもりだ。

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