「聖闘士星矢」「らんま1/2」「セーラームーン」きっかけに…「彼女と彼」薫先生に聞いてみた

山本 鋼平 山本 鋼平

集英社のwebマンガ媒体「少年ジャンプ+」にて、2019年4月から「彼女と彼」を連載する薫(くん)さんに、編集部を通じてインタビューを行った。日本の作家、作品への思い入れ、「彼女と彼」の目指すところ、日本の読者に向けたメッセージをお届けしたい。

Q1 生年月日

1984年1月30日

Q2 出身

河南省开封市

Q3 現在お住まいのところ

浙江省杭州市

Q4 最初に漫画を描き始めた年齢、その理由

9歳から漫画を描き始めました。そのころ日本の漫画、アニメはたくさん中国で放送され、「聖闘士星矢」「らんま1/2」「セーラームーン」にハマって自分も描きたくなりました。小学校の時に歌手の物語を描いたのが初めての試みです。

Q5 漫画をどのように習得しましたか?

独学

Q6 中国でのデビューはいつですか?

2009年に雑誌ではじめて短編マンガを発表しました。

Q7 現在、「彼女と彼」以外に中国で手掛けている作品はありますか?

ありません。

Q8 影響を受けた日本の漫画家、作品はありますか?

井上雄彦、高橋留美子、矢沢あい、高橋しん、五十嵐大介、松本大洋、浅野いにお、東村アキコ、紀伊カンナ、博、真造圭伍の諸先生方。「スラムダンク」は小学校から今まで読んでいて、読むたびに新しい発見があります。それから、「最終兵器彼女」は感動的で、今も思い出せばすぐ作品の雰囲気に浸れる気がします。

Q9、「彼女と彼」で描きたいテーマと教えてください。

青春の惑いと成長

Q10、日本の読者に向けてメッセージをお願いいたします。

長い間ご支持、お励ましをいただき、本当にありがとうございます!「彼女と彼」はリアルな情感をたくさん描いている作品だと思います。この作品を通じて日本の方々には中国の若者の暮らしに少しでも触れていただければ幸いです。

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