2月24日のサービス開始以来、2週間で200万ダウンロードを突破したゲーム「ウマ娘 プリティーダービー」。オグリキャップやトウカイテイオーなど、記録や記憶に残る名馬の名前をもつキャラたちを育てレース優勝を目指す、という内容だが、なんとウマ達が全員美少女キャラクターになっている。
シュールな設定ながら異例の大ヒットとなっている理由はどこにあるのだろうか。同作のファンで動画編集者のパディークロウさん(twitter:@Paddy3Clow)に聞いてみた。
ゆきほ:元々スマホゲームはお好きだったんですか?
パディークロウさん(以下パディー):以前は育成ゲームやカードゲームをプレイしていました。でもプレイするうちに単調な作業のようになってしまい、遊んでいるという感覚が薄れていったんです。最近は全くやらなくなっていました。
ゆきほ:ウマ娘 プリティーダービー(以下:ウマ娘)をプレイするきっかけは?
パディー:以前アニメ制作会社で働いていたのですが、アニメ第1期が放送された時に社内で話題になり存在を知りました。美少女化は「艦隊これくしょん」で経験済だったので私は抵抗なかったですが、初めて見る人は驚いていました(笑)。ゲームが配信され、次の日も、その次の日もずっとAppStoreの1位なので、もしかして相当おもしろいんじゃないかと思ってダウンロードしました。
ゆきほ:今までの育成ゲームとはどこが違うんでしょうか?
パディー:1番違うのは、育てる理由が明確にあることです。1人のウマ娘に1人のトレーナー。それぞれ個別にストーリーが用意されています。私はナイスネイチャというウマ娘を育てていますが、モデルの競走馬を彷彿とさせる特性を持っていたり、「3着が多くブロンズコレクターと呼ばれていた」というようなエピソードもさりげなくシナリオに引き継いでいるんです。「絶対に自分がG1で優勝させてあげないと!」という気持ちに自然になってしまいますよね。今までも「艦隊これくしょん」や「アイドルマスター」などの育成ゲームがヒットしましたが、艦隊やアイドルグループに比べ、1対1でウマ娘を育てる、というミクロな関係がより感情移入しやすく、ハマる要因になっているのかもしれません。