俳優ベン・アフレックが、Netflixの新作映画「アニマルズ」(10月9日配信)でAIを使用したことについて、「コンピューティングの一形態にすぎない」と擁護した。
同作はベンが監督と脚本を務めたクライム・スリラー。ベンは、ジリアン・アンダーソンやケリー・ワシントンとともに主演も務めている。
「ブルームバーグ」の取材に対し、ベンは「あの映画ではいろんなことにAIを使った。それが何なのかを明らかにするのは、いや、話すことすら少しためらいがある。僕らの業界は、現実だと錯覚させようとしているわけだからね」と語った。「マジックショーに行ったら、マジシャンが出てきて『始める前に言っておきます。この下にもう1匹ウサギがいます。それとこの人はサクラです』って言うようなものだよ」と例示。「台なしだよね。でも、そう、使ったよ。実際、AIを倫理的に使ういい例だと思った。とても人間的な映画だからね」と明言した。
さらにベンは、映画製作者は技術を「コントロールしている感覚」を得ると、懸念を乗り越えられると指摘。「コンピューティングの一形態なんだよ。映画やテレビ業界がこれまで長く積み重ねてきた技術的な改良の流れに、まさに沿った進歩だ」と説明した。
一方で、監督が「プロンプトを打ち込むだけで、人々が見たいと思う映画を作る」ことは決してできないと強調した。「アニマルズ」は息子が誘拐された、ロサンゼルス市長候補者(ベン)と妻(ケリー・ワシントン)の姿を描いている。
ベンは、映画製作者の撮影やポストプロダクションを支援するAIツールの開発を目的に、自身が2022年に設立したAI企業インターポジティブを6億ドル(約950億円)でNetflixに売却したと報じられている。