ザック・スナイダー監督の新作「The Last Photograph」は「20年」の歳月をかけて完成にこぎ着けた作品だという。スナイダー監督は戦争をテーマにした同新作スリラーをトロント国際映画祭で最近お披露目したばかりで、この長く曲折を経た制作過程について語っている。
バラエティ誌の取材に対し、スナイダー監督はこう説明した。「もう、20年くらいになるかな」「もしその20年間、ほかに何もしていなかったのなら話は別だけど、実際には僕たちがやってきたことのほとんどが、むしろこの作品の足を引っ張ってきたようなものなんだ」「「300<スリーハンドレッド>」より前からこの企画に取り組んでいたと思う。今回どうやって実現できたかというと、スケジュールにぽっかり空きができて、それでリチャード・バックの本を原作に僕が書いたもう一本の脚本、『Illusions』があってね」「『Illusionsを撮るべきか、それともThe Last Photographを撮るべきか、どうしよう』ってなって、結局『The Last Photographをやろう』ということになった。でも、その撮影できる期間はすごく短かったんだ」「撮影はわずか32日間だった。一番の功労者はチームとお金をかけずに素早く組み立てて撮り切る僕たち自身のスキルだと思う」
「The Last Photograph」は行方不明になった姪を捜し、南米の山岳地帯を捜索する元DEA捜査官を描いた物語だ。「ドーン・オブ・ザ・デッド」「マン・オブ・スティール」「バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生」などの監督作で知られるスナイダー監督は自身を「最高峰の芸術としてのキッチュ」を愛する人間だと表現した。
「The Last Photograph」が「非常にダークだ」と指摘されると、スナイダー監督は「これは救いようのないほどシリアスな映画だ。でも一方で、僕のこれまでの作品を見てくれた人ならわかると思うけど、僕はキッチュを、それも最高峰の芸術としてのキッチュを愛していて、そこから逃れられたことは一度もないと思う」 と答えている。