サッカー北中米W杯に駆けつけたスコットランドのサッカーサポーターたちが、米マサチューセッツ州知事のモーラ・ヒーリー氏にハギスの合法化を働きかけた。
スコットランド名物料理のハギスだが、その主原料である羊の肺は内臓肉にあたるため、米国では厳しい規制の対象となっており、1970年代以降は販売が違法とされていた。
しかし、W杯の開幕戦を前にサポーター集団「タータン・アーミー」がボストンを席巻し、地元の人々と交流を深めたことを受け、ヒーリー氏は状況を変えるべきと考えたという。
インスタグラムに投稿された動画の中で、ヒーリー氏は行政命令に署名し、「マサチューセッツ州でハギスを合法化した」と述べた。
なお、米国の食品・輸入安全規制は連邦政府が統括しており、個々の州が単独でハギスを合法化することはできないのが実情だ。
しかし、ヒーリー氏はこう付け加えた。「『タータン・アーミー』はマサチューセッツ州にエネルギーと喜び、そして熱意をもたらしてくれた。これこそが、ワールドカップの真髄だ。バグパイプやキルト、そしてボストンを第二の故郷のように変えた何千人ものスコットランドサポーターたち。『タータン・アーミー』はマサチューセッツ州に大きな印象を残した」としている。
2万人以上のスコットランドサポーターがボストンに押し寄せた結果、市内のバーではビールの在庫が底をつきそうになる事態が発生。市は「タータン・アーミー法案」に署名し、140軒のバーが客に対応できるよう営業時間を延長することを許可した。