茨城県内に気温差が13度もあるポイントを発見し、その狭間を探しに走る気象予報士がSNSで話題だ。
気象予報士でありXやYouTueで天気解説などを発信する走る人参さん(@Runninzin)がアメダスのデータから発見したのは、茨城県内で13度もの気温差があるポイント。
アメダスの設置間隔は約17kmほどだが、古河は0.7度、隣接する下妻は13.7度と、なぜか13℃もの差が。深夜にこの現象を発見した走る人参さんは友人と車で狭間を探しに出発。風向きなどを慎重に確認しながら、ついに「右半身が寒くて左半身が暖かい」狭間を発見する。
気温差ができた理由は?狭間には何があったのか? 気象予報士の、走る人参さんさんに話を聞いた。
――境界の場所は?
走る人参:今回は茨城県八千代町の八千代第一中学校付近で見つけました。山の上などではなく、ただの道路、その横に建物という、どこにでもある場所でした。
――境界に立った時の感想を教えてください。
走る人参:数キロかけて徐々に変わっていくと予想していたら、突然変わるポイントがあったので驚きました。
――なぜ大きな気温差があったんでしょうか?
走る人参:関東の北側には低気圧があり、南風が入りやすい状態でした。ただ地形などの影響で内陸部にはその南風が入っておらず、放射冷却により冷え込んでいました。このため、放射冷却で寒いところに対し、南風が入ったところでは暖かく、10℃以上の気温差が生まれています。撮影した時は八千代町が境界でしたが、境界はライン状に神奈川県にかけて伸びていたはず。常に同じ場所に境界があるわけではありません。
――このような急激な気温の差は、どんな条件で起きやすいですか?
走る人参:今回のようなパターンが多く、広い平野がある関東では比較的みられやすいです。発達した低気圧が関東の北側で東向きに抜ける時に、風の入る場所、入らない場所で大きく気温が変わります。
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SNSでは「アメダスを見てすぐ行動に移しているのが凄い」「雲が発生しないのは空気が乾いているから?」「雨が雪に変わる瞬間も見つけてほしい」「バイクで走っていると境目が分かることがある」などの反響が集まった。気象の奥深さを感じるとともに、気温の境目を探すため夜中に友人と走り出す青春も眩しい動画だった。
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