中国の薛剣(せつけん)駐大阪総領事が4日までに、自身のXを“再開”した。同氏は11月8日、高市早苗首相の台湾有事をめぐる国会答弁のニュース記事を引用し「勝手に突っ込んできたその汚い首は一瞬の躊躇もなく斬ってやるしかない。覚悟ができているのか」とポスト。9日に投稿を削除したが猛批判を浴び、同月11日以降Xの更新を停止。さまざまな臆測を呼んでいた。
薛剣氏は3日、Xで呉江浩中国駐日本大使の投稿を次々リポスト。中国外交部報道官の「いま日本側は台湾問題に関する自ら示してきたの立場について、曖昧な態度を取り続け、台湾の中国への返還を明確に規定した『カイロ宣言』『ポツダム宣言』『日本降伏文書』については触れようともせず、中日関係の政治的基礎となる中日間の四つの政治文書についても触れず、日本政府が『一つの中国』原則を堅持するとの政治的約束についても触れず。『立場は変わっていない』と繰り返し言い逃れをするだけで、自らの立場を完全な形で重ねて表明することすらできていない。(原文ママ)」などの発言を伝えている。
22日ぶりにXを再起動させた薛剣氏だが、自身の投稿は確認されていない。