現代の小学校教育では、タブレットは欠かせない学習ツールとなっている。しかし低学年のうちは扱いに注意が必要だ。その理由がよく分かるエピソードを描いた『防水』(作・浅木胡逸さん)が、SNSで4万以上の「いいね」を獲得し、注目を集めている
物語は、作者の息子(小学校1年生)が学校からタブレットを支給された場面から始まる。息子は「学校のタブレット、ぼうすい?じゃないって言ってたけど、なに?」と素朴な質問を投げかけた。
作者が「それは水に入れちゃダメってこと」と簡単に説明すると、息子は「へー…」と納得した様子を見せる。しかし作者は念のために「…水と言ったけど、お風呂の中にも、みそ汁の中にも入れてはダメよ」と付け加えた。すると息子は目を丸くして「そうなの!?」と驚きの反応。予想外の受け止め方に、作者は心の中で「あっぶねー」と胸をなで下ろすのだった。
読者からは「小1に渡すならクドいくらいに説明してから支給しろと言いたいけど学校もそんな時間取れないのかもね」「子供って本当に思考が不思議だなぁとしみじみ」など、さまざまな意見が多く寄せられた。そこで作者の浅木胡逸さんに、同作について話を聞いた。
ー同作のように息子さんに『念のため確認』して良かったというエピソードがあれば教えてください。
「すすんで挨拶しましょう」の「すすんで」とはどういう意味か知っているかと訊くと、考えた後に「れいをしながらってこと?」と返ってきました。
大人が当然分かっているだろうと思い込んでいるところで思いもよらない誤解をしている事って結構あるんだと思います。いちいち確認してみないと分からないなと思いました。
ー浅木さんが気になったコメントがあれば、是非教えてください。
「液体全般って分かりそうなのに」ですかね。
液体って小4で教わるものらしいので、小1の我が子にはお風呂やみそ汁を例に挙げました。
子にとっての濡らしたらダメになってしまう物は「紙」で、タブレットのような固くてツルツルしているものは濡れてもシワシワになったりしないからなぜダメなのか理解できていませんでした。
「分かりそうなのに」分からないんですよね。
ー最後に伝えたいことがあればお願いします!
今後も新規漫画の描き下ろし、これまで描いた育児漫画を加筆修正したKindleなど公開していく予定なのでお楽しみいただければと思います!ありがとうございます。
<浅木胡逸さん関連情報>
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