身の回りのデジタル機器は便利である一方で、予期せぬトラブルや不正アクセスのリスクもある。漫画家・たきもとキウイさんがX(旧Twitter)に投稿した作品『不正アクセス』では、そんなデジタル機器のドキッとする出来事が描かれ、反響を呼んでいる。
それは、たきもとさんが娘とふたりでテレビを見ていた時のこと。誰もカメラを触っているわけでもないのに、突然「カシャカシャ」というシャッター音が聞こえてきた。不審に思ったたきもとさんは、音の元に近づいてみるとタブレットが勝手にスクリーンショットを撮っていることが判明。
手が触れていないのに連写されるシャッター音に恐怖を感じたたきもとさん。もしこの状態でうっかり顔認証でタブレットのロックが解除されてしまったらと思うと近づくこともできず、緊張感は高まっていく一方だ。
そんななか、たきもとさんはふと娘に視線を向けると、こたつで何かを楽しげに触っている様子。触っていたのは、なんとたきもとさんが使っているワイヤレスキーボードだった。
どうやらタブレットとペアリングされたキーボードを娘が触ったことで、偶然写真が撮れてしまったようだ。この時の様子を作者であるたきもとキウイさんに聞いた。
ー急にシャッター音が聞こえた時の詳しい状況を教えてください。
いつも通りタブレットをスタンドに立てかけていたのですが、突然「カシャッ」という音が繰り返し聞こえてきて…。画面を見るとスクリーンショットが次々に撮られていて、「これはおかしい!」と感じました。
ー不正アクセスかもと思った時の心境はどうでしたか?
どこか遠隔で操作されているのかも…と、本気でゾッとしました。見られているような感覚になって、背筋が凍る思いでした。
ー娘さんがBluetoothのキーボードで遊んでいたことが以前にもあったのでしょうか?
娘は普段からキーボードに興味を持っていました。ただ実際にいたずらされたのはこの時が初めてで、まさか娘が原因だとは思わず、本当に驚きましたね。
ーこの出来事をきっかけにその後、何か対策はしましたか?
娘には「触らないでね」と注意しました。でも最近は高い場所に置いていても手が届くようになってきて油断ができません(笑)。とりあえずタブレットやキーボードの置き場所を見直しました。
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