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イケメン歌舞伎俳優・中村虎之介 映画『国宝』で話題「二人藤娘』舞う!体重を1カ月で6キロ増で初役に挑む

石川美佳 石川美佳
歌舞伎俳優の中村虎之介
歌舞伎俳優の中村虎之介

 歌舞伎俳優の中村虎之介(27)がこのほど、出演する京都・南座10月公演「市川團十郎 特別公演」(10~26日)を前に、よろず~ニュースの取材に応じた。

 10月公演の話題は、なんといっても大ヒット映画「国宝」で話題となった「二人藤娘」を虎之介と大谷廣松(32)での上演。「映画を見たときに、誰が最初に乗っかるのかな?と思っていたら、まさかの自分」と笑う。その一方で「映画を見て、歌舞伎に興味を持ってくださってる方がいらっしゃるんだったら、リアルな舞台を同じ演目で見せることは、重要なこと。自分で“乗っかろう"と思っても、実際にすぐに実現するのは難しい。 でもそれをすぐ実行に移して頂けたのはすごくうれしい」と團十郎に感謝を見せる。さらに「ハードルは上がっていると思うけど、そのハードルは乗り越えられる」と自信をのぞかせる。

 「国宝」は「映画として感動した」という虎之介。だが「悪魔と契約して、愛や家族を捨ててまで国宝になるけど、 自分が求めてる理想像ではない。(吉沢演じる主人公は)ずっと景色を追い求めていた。行き着いた先が、お客様の拍手と笑顔というならわかる。自分が目指すのはそこなので」と歌舞伎役者としての矜持を見せる。

 10月公演は全て初役で、昼の部の通し狂言「三升先代萩」で名古屋山三を、さらに夜の部の「車引」でも初役の梅王丸を演じる。「以前、(中村)勘九郎さんが演じていたのを見て、すごく格好よかった」と目を輝かせる。荒事とは対極にある成駒家だけに、「やってみたいとは思っていたけど、実際に自分がやるとは思っていなかったので」と驚きを隠せない。今回、その憧れの勘九郎に、稽古をつけてもらう。「成田屋の稽古場に勘九郎のお兄さんが来る…もう歌舞伎界が驚いている」と笑顔。梅王丸を演じるために、筋トレとタンパク質中心の食事で、1カ月で6キロ体重を増やすなど、役作りにもストイック。

 祖父は人間国宝の故坂田藤十郎さん、父は中村扇雀。上方歌舞伎のホープとして重責を担う。「もう待ったなし。もう27歳ですが、まだやったことのないものばかり。時間が足りない。実際にお役をもらわらないと、教えていただけない。どこから手を付けるじゃなくて、やれることをやらないと」と家の芸の継承への強い意欲を見せていた。

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