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元娘役スター有沙瞳 宝塚劇団出身初の“演歌歌手"を目指す!?同期は星組新トップ暁千星

石川美佳 石川美佳
有沙ひとみ
有沙ひとみ

 元宝塚歌劇団星組娘役スターで女優の有沙瞳。在団中は美貌の歌姫として、数々のヒロインを務め、エトワールとしてその歌声を客席に届けてきた。2年前の2023年のきょう8月27日、「1789―バスティーユの恋人たち―」東京宝塚劇場公演の千秋楽で、宝塚歌劇団を退団した。

 退団後は舞台やステージを中心に活躍。秋には第二の故郷ともいうべき大阪で、浜中文一主演の松竹座「大阪は踊る!」(10月4日~12日)にも出演する。道頓堀で石油が湧いたこと繰り広げられるドタバタと人情が絡み合ったお芝居で、有沙は浜中演じる大阪市役所職員を取材するテレビリポーター・麻生直美を演じる。「個性的な方が多く出演されるので、私もそれに負けないよう、私らしさを出せたら」と意気込む。

 現在、田川寿美、水森かおり、辰巳ゆうとらの演歌歌手をはじめ、中村玉緒、ささきいさお、グッチ裕三らが所属する長良プロダクションに籍を置く。多くの演歌歌手が所属するが、有沙自身も「実は私も演歌が大好き!」と目を輝かせる。在団中はミュージカルやクラシックの曲で、見事なソプラノを響かせてきた。だが「実は、小学生の頃は演歌を習っていたんですよ」と意外な過去を明かす。「おばあちゃんっ子だったんで、演歌や歌謡曲が好きになって。おばあちゃんたちに連れられてよくカラオケ喫茶で歌っていました」と笑う。祖母に喜んでもらいたい一心で出場した地元の大会で優勝したこともある。

 得意は石川さゆりの「天城越え」と坂本冬美の「夜桜お七」。どちらの曲も歌唱力はもちろん、情念を表現する力が必要とされる。これまでシャンソンの越路吹雪、歌謡曲の小柳ルミ子、「おかあさんといっしょ」のうたのおねえさんのはいだしょうこらはいるが、演歌も歌える歌手はいない。それだけに「演歌も歌える歌手としてデビュー?できればぜひ!」と宝塚歌劇出身初の“演歌歌手”に意欲も見せる。

 先日、三山ひろしらを排出した「2025年 日本クラウン 新人歌手オーディション」にも出場。ニッポン放送賞にも輝いた。「努力するのは大好き」との言葉どおり、ポップスだけなはく、演歌も歌える歌手デビューへの道を自ら切り開いていく。

 また同期の暁千星が星組トップスターに就任した。「もう、自分のことのようにうれしいです!同期って家族。絶対に観に行きます」と同期のトップ就任を自分のことのように喜んでいた。

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