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星組トップ礼真琴 次期の暁千星に“バトン"をつなぎ、宝塚に別れ「最高です!バイバ~イ」

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
東京宝塚劇場
東京宝塚劇場

 宝塚歌劇団の星組トップスター・礼真琴(れい・まこと)が10日、「阿修羅城の瞳/エスペラント!」東京宝塚劇場での千秋楽を迎え、宝塚に別れを告げた。

 本公演後にはサヨナラショーも開催され、主演した『1789』『王家に捧ぐ歌』『RRR』など舞台狭しと歌い踊った。次期トップの暁千星や花組に組替えになる極美慎が涙する、礼は最後まで笑顔。宝塚のラストデイを鮮やかに彩った

 最後の大階段は緑の袴に黒の紋付きという正装で降りてきた。同期のひろ香祐と暁から、夜空の星のようなきらめくリボンに束ねられた星組カラーの青いバラを受け取ると、それぞれ会話し、うれしそうな笑顔を浮かべた。

 あいさつでは「いばらの道ばかりだったかもしれません。苦しかったこと、立ち止まったことも何度もありました。もう一度やり直せられたらと何度も思ったことがありました。でも苦難を乗り越えた先に、光があると身をもって経験してきました」と宝塚人生を振り返った。そして「歩んできた日々に悔いはない!そう、胸を張って言えることは、このうえない幸せです。大好きな仲間この舞台で会うことはかなわないのは寂しくてたまらない。この素晴らしすぎる景色を、一生忘れません!」と感謝した。

 さらにカーテンコールでは「8月10日を調べたらハートの日、ハット(帽子)の日、焼鳥の日…いろいろあったんですが、私が響いたのはバトンの日」と礼。「本来はバトントワリングの日だけど、私がありちゃん(暁の愛称)にバトンを渡す日。(月組から組替えしてきた)ありちゃんとは一緒の過ごした時間は短かったかもしれませんが、それを感じさせなかった。毎日、毎時間、毎秒成長してきたアリちゃんにバトンを渡す。ありちゃんと詩ちゃん(次期トップ娘役の詩ちづる)。この2人は月組で育って、星組に来てくれました。そしていまは誰よりも星組魂を持ってくれています。この2人の星組をお願いします」と異例ともいえるほど、長い紹介で、きっちりとバトンを渡した。

 また自身についても「(辞める)実感がありません。明日からも当たり前に皆さんに会えるような気がして…本当に実感がないって、それだけ夢中でこの日々を駆け抜けてきたから。みなさん本当に有り難うございました。最高です。バイバーイ!」と笑顔で手を振り、最後の舞台を後にしていた。

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