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「株式会社宝塚歌劇団」スタート 理事長職・名称なくなる 村上浩爾代表取締役社長「透明性高い組織を」

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
宝塚大劇場
宝塚大劇場

 宝塚歌劇団は1日、阪急阪神ホールディングスの子会社である阪急電鉄から分離され、「株式会社宝塚歌劇団」として新たなスタートを切った。

 「宝塚歌劇の運営に携わる全ての関係者が、安心してより良い舞台づくりに精進できる環境の整備を進めてまいりましたが、その取組の一環」として4月1日に会社設立。村上浩爾代表取締役社長は劇団のホームページで「この株式会社への移行を通じて、内部統制システムを強化するとともに、取締役の過半数を社外出身者で構成することで、より透明性が高く、ガバナンスの効いた組織を構築してまいります」と記した。

 株式会社化されたことで、これまで村上社長が務めていた理事長等の役職・名称もはなくった。取締役会も開かれ「このような組織体制の移行はプロセスの一つに過ぎず、こうした仕組みを土台としながら、今後も引き続き改革・改善に向けた取組を地道に粘り強く、歩みを止めることなく進めてまいりたいと考えています」と改革は今後も続けていく方針。「今回の組織体制の移行を契機に、組織運営のさらなる高度化や組織文化の再構築を図る」とした。

 2023年9月に宙組の劇団員が亡くなり、翌年3月に、遺族との間で合意書を締結。再発防止に向けての取組んできた。劇団員の雇用体系も変え、取締役も過半数が社外出身者になった。「変化の激しい時代だからこそ、『変えるべきところは柔軟に変え、変えてはならないところはしっかりと守りながら、宝塚歌劇をいつまでもお客様にお届けする』という信念をもって」と、今後も組織運営のさらなる高度化や組織文化の再構築を図っていく。

 ファンには「これからも“夢”と“感動”をお届けできるよう、劇団員・スタッフ一同が一丸となって精進してまいりますので、今後も変わらぬご支援・ご理解を賜りますよう、お願い申し上げます」と訴えていた。 

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