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交番に届けられた迷い犬 名前も分からず「オマエ」と呼んだ警察官と絆が生まれ… 作者に聞く【漫画】

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動物との出会いは偶然のようでいて、どこか運命的なものを感じることがある。漫画家・しろやぎ秋吾さんがInstagramに投稿した『犬が伝えたかったこと(オマエ)』は、ある警察官と大きな迷い犬との間に生まれた絆が描かれ、大きな話題となった。

真夏のある日、交番に届けられたのは体の大きなグレートピレニーズ。大きく目立つ犬のため、すぐに飼い主が現れると考えていた警察官だったが、3日経っても連絡はない。

そのうち、近所のおばさんが犬の臭いを気にして犬用シャンプーを持って現れ、半ば強引に洗うことを提案した。仕方なく警察官は庭を借り、慣れない手つきで犬を洗うのだった。そんな交番に犬がいる光景に、通りがかる人たちは声をかけアドバイスをくれるようになる。

犬が交番に来てから一週間が経過し、ついに保健所の職員が引き取りにやってくる。だが犬はまったく動こうとしない。ところが警察官が「オマエ、今日はこの人と散歩だぞ」と声をかけると、すんなりと立ち上がった。この犬は自分の名前を「オマエ」だと思っているのだ。その事実を知った警察官は、犬と離れることをためらい始める。

自分が引き取ることを決心し、伝えたものの職員が制止。独身寮では飼えないことや一時の感情で飼ってはいけないという事実を突きつけるのだった。それでも数ヶ月後、警察官は庭のある実家でその犬を引き取って飼うことにする。頻繁に帰省し「オマエ」との散歩を楽しむのだった。同作について作者のしろやぎ秋吾さんに話を聞いた。

ーなぜ犬の名前を「オマエ」としたのでしょうか?

漫画の内容は体験談をベースにした原作をもとに作ったので、「オマエ」という名前も原作の通りにつけました。

ー隣に住むおばさんや通りすがりの小学生、保健所の人など、人物描写で意識したことはありますか?

原作では主人公がオマエと別れる瞬間、オマエが繋いでくれた交番を訪れた人たちとの思い出が込み上げてくる描写がありました。オマエを引き取るという決断にいたるまでに近隣住人との関わりが必要だと感じ、個性豊かに描きました。

ー保健所の職員さんは一見冷たく感じるもののとても現実的ですが、あえて現実味を入れたのでしょうか?

保健所の職員さんの言葉もほとんど原作の通りです。この話の中で重要なセリフだと感じたので、厳しくブレない態度で描きました。

<しろやぎ秋吾さん関連情報>

▽Instagram

https://www.instagram.com/siroyagishugo/

▽しろやぎの漫画おおめブログ

https://siroyagishugo.com/

▽電子書籍『 犬が伝えたかったこと』(Amazon)

https://www.amazon.co.jp/dp/4801401546

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