株式会社CHINTAIはこのほど、女性向け賃貸物件検索サイト「Woman.CHINTAI」に掲載された賃貸物件のうち、首都圏エリア（東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県）の問い合わせ数を集計した「住みたい街ランキング2025 首都圏版」と、首都圏在住の18～39歳の女性を対象に「一度は住んでみたい憧れの街」を調査し、結果を公表した。
「住みたい街」のトップ3は、1位「浦安」、2位「荻窪」、3位「高円寺」。都内主要駅へのアクセスの良さに加え、スーパーや飲食店、ドラッグストアなど、生活に必要な機能がコンパクトにまとまった都市隣接型エリアが上位に並んだ。通勤・通学の利便性と日常生活のしやすさを両立できる街として、女性たちから高い支持を集めた。
また、中央線沿線がトップ10に4駅もランクインし、都内でも人気の高いエリアに。特に「荻窪」と「西荻窪」の大幅ランクアップが目立つ。中央線は交通利便性に加え、商店街やカフェなど日常を心地よく過ごせるスポットが充実しており、住環境としての魅力が高まっている。
トップ50の中から前年と比べて大きく順位を伸ばした五つの駅は、「新浦安」「地下鉄赤塚」「国立」「橋本」「上石神井」。いずれも「都心へのアクセスの良さ」「商業施設の充実度」「落ち着いた雰囲気」など、複数の条件をバランスよく満たす〝ちょうどいい街〟として、女性たちの共感を集めた。
「憧れの街」のトップ3は、1位「横浜」、2位「東京」、3位「吉祥寺」。「街が洗練されている」「おしゃれな店が多い」といった声が多く寄せられ、単なる通勤の利便性や家賃の手頃さといった〝機能性〟ではなく、街の雰囲気やそこに流れる空気感など、日々の暮らしそのものが〝絵になる〟街という点が人気を集めた。
「鎌倉」や「舞浜」など、都心からやや距離のある街が上位にランクインしたことからも、利便性だけでは語れない魅力や、都市とのほどよい距離感の中で、自分らしく暮らせる〝安心感〟も大切なポイントになっている。
トップ10以下では、「神奈川」「大船」「宇都宮」といったエリアが大幅に順位を上げた。いずれも都市部へのアクセスが良好でありながら、落ち着いた街の雰囲気や生活のしやすさといった点で注目を集めている。知名度や華やかさよりも、自分らしく心地よく暮らせる場所が、首都圏女性の〝憧れの基準〟になってきている。
