世界的巨匠監督、AI使用で映画製作のコスト半減を望む「スタッフを半分にする必要ない」とも主張

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画像はイメージです(168 STUDIO/stock.adobe.com)
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 ジェームズ・キャメロン監督(70)は、AI使用により映画の製作費削減を図りたいとしながらも、スタッフを極端に削減する必要はないと考えていることを明かした。『ターミネーター』『タイタニック』『アバター』などを手掛けアカデミー賞受賞歴を持つ世界的巨匠は、Stability AIの取締役会の一員として、この技術がハリウッドで活躍する可能性を強く主張している。

 キャメロン監督はポッドキャスト番組『ボズ・トゥ・ザ・フューチャー』 で語った。「私がずっと愛し、作りたいと思っていて、そして見に行くような映画、つまり『DUNEデューン/砂の惑星』『デューン 砂の惑星PART2』、あるいは私の作品、あるいは特殊効果やCGを多用した映画をこれからも作り続けたいのであれば、そのコストを半分に削減する方法を見つけ出さなければなりません」

 「これは特殊効果会社のスタッフの半分を解雇することでありません。あるシーンの完成速度が2倍になるということです。つまり、製作のテンポとスループットサイクルが速まり、アーティストは他のクールな作業に取り組めるようになるということです。それが私のビジョンです」

 キャメロンは、2023年に自身の1984年作『ターミネーター』を引き合いに出し、「AIの兵器化こそが最大の脅威だ」と警鐘を鳴らしていたが、2024年9月に「この分野を理解し、開発者の考えを理解すること」を目的にStability AIの取締役会に加わっていた。

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