鳩山元首相、自民党“裏金”問題の再調査「考えていない」石破首相に苦言「拒むほど選挙は厳しくなりますよ」

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
鳩山由紀夫元首相
鳩山由紀夫元首相

 鳩山由紀夫元首相が1日、自身のX(旧ツイッター)を更新。石破茂首相が2月28日に行われた衆院予算委員会で、自民党の政治資金パーティーの収支報告書未記載、いわゆる“裏金”問題の再調査を「考えていない」と回答したことに対して苦言を呈した。

 石破首相は自民党旧安倍派会計責任者の参考人聴取を受け、いわゆる“裏金”問題に関し党内で再調査するかと問われて「自民も検察当局も結論を出している。現在考えていない」と同委員会で述べた。

 それに対し、鳩山氏は「石破自民党総裁、裏金事件の再調査を拒むほど選挙は厳しくなりますよ。参考人聴取で旧安倍派の会計責任者の松本氏が、裏金作りを再開したのは下村博文氏が塩谷立氏のどちらかだと述べましたね。それは嘘だというのですか。嘘でなければ自民の調査が間違っていたのです。2人を参考人招致すべきです。」と訴えた。

 「松本氏」とは自民党旧安倍派の会計責任者だった松本淳一郎氏。同派の下村博文元文部科学相は2月27日、共同通信の取材に対して、政治資金パーティーの販売ノルマ超過分の還流再開を求める派内の声を、2022年7月ごろに松本氏に電話で伝えたと明らかにし、「松本氏に『還付しろ』という話をしたことは100%ない」と強調。同年8月の幹部会合で再開は決まっていないとも主張した。

 下村氏によると当時、派内の衆院議員から再開を求める相談があり、松本氏には「会長の安倍晋三元首相にも伝えておく」と話をしたという。その上で、下村氏は「いつ、誰の指示で復活したのか、私も分からない」と述べるなど、真相は依然としてやぶの中だ。

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