製粉所の看板猫のミーシカ ロシア語かと思ったら違ったw→入院したおばあちゃんを探す姿が切なすぎる感動物語

石川美佳 石川美佳
おばあちゃんが入院してしょんぼりするミーシカ
おばあちゃんが入院してしょんぼりするミーシカ

 猫と飼い主のおばあちゃんの姿がテレビの番組で放送されたのを見たGreen Pepperさん(@r2d2c3poacco)。「さっきのテレビで製粉所のお婆ちゃんに飼われてる猫のミーシカが紹介されてた。ミーシカなんて何だかロシア語みたいだなと思ったら、由来が『来た時にミーしか鳴かなかったからミーシカ』と聞いて、思ってたのと違ってちょっとずっこけた」(https://x.com/r2d2c3poacco/status/1883454279798976695)と投稿したところ、14万超のいいねの大バズりとなった。

 話題の猫の正体が知りたくて、話を聞いてみた。ミーシカは高知県の中央部に位置する自然豊かな越知町に、大正時代から続く「北川製粉所」の看板猫。製粉所の先代、北川多代子さん(98)が14年ほど前、製粉所で使う薪を置く小屋に捨てられていたのをが拾って飼い始めた男の子だ。

 孫で製粉所の5代目に当たる毅さんは「来た当初は子猫で、本当に『ミー』としか鳴かった。それで『ミーシカ』。祖母の名付けセンスが、ネットで話題になったことは知っています。語感と名付けの由来が面白がってくれる人が多くてびっくりしました」と一躍脚光を浴びたことに驚く。子猫の頃は「ミー」としか鳴かなかったが、成長すると「あまり鳴かないタイプの猫」に。名前を呼ぶと近づいてはくるものの返事をしないことも多く、気まぐれに小さく「にゃっ」と返ってくるという。

 そんなミーシカが大好きな、飼い主でもある多代子おばあちゃんは、現在、腰を痛めて入院中。いつもおばあちゃんが座っていた場所はもちろん、段ボール中や戸棚の中など、絶対にいないはずのところまで必死に探し回る。何度探索しても見つからないおばあちゃんに、ミーシカもしょんぼりした様子を見せている。

 ミーシカが看板猫を務める北川製粉所は、とうもろこし、大豆、そばなど国内産の穀物だけを使い、昔ながらの製法できなこや、そば粉を作っている。何代にも渡って使われてきた専用釜で、薪をくべて豆を煎り、丁寧に仕上げるため香りもよく、人気も高い。わざわざ直接買いに来るお客さんには、気が向けばミーシカも“接客”する。

 お客さんが入ってくると「もしかしておばあちゃん!?」と駆け出すミーシカ。「人懐っこい猫なんですが、やっぱり飼い主の祖母が一番。大好きなんです」

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