鳩山元首相、森友問題の文書開示に懸念「もし文書が黒塗りだったら石破首相の顔に泥をぬるに等しい」

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
鳩山由紀夫元首相
鳩山由紀夫元首相

 鳩山由紀夫元首相が13日、自身のX(旧ツイッター)を更新。財務省による森友問題の文書開示について見解をつづった。

 森友学園問題に関する財務省の決裁文書改ざんを苦に自殺した元近畿財務局職員の妻が、同省から大阪地検特捜部に提出された関連文書の存否を明らかにせず不開示とした国の決定取り消しを求めた訴訟において、訴えを認めた大阪高裁判決に対し、国は6日に最高裁への上告を断念する方針を決めた。石破茂首相が加藤勝信財務相らと協議し、上告見送りを指示した。

 この流れを受け、鳩山氏は「森友学園問題で自死した夫の思いを晴らすため赤木雅子さんが頑張って、改ざんに関連する財務省の行政文書の開示請求を棄却した地裁決定を大阪高裁は覆した。石破首相は大阪高裁の判決を受け入れた。その判断はありがたい。」とした上で、「ただ、もし開示された文書が黒塗りだったら、石破首相の顔に泥をぬるに等しい。」と懸念した。

 石破首相は判決を受けて「強い使命感、責任感を持って仕事に当たった方が、自ら命を絶たれたことは本当に重い。判決を真摯に受け止めるべきだと考えた」と説明し、文書開示の是非には「法に基づいて、国民に説明責任を果たす観点から誠実に取り組みたい」と語った。加藤財務相は7日の会見で関連文書を今後開示するかどうかについて「(石破首相から)丁寧に検討すべしと指示を受けた。真摯に対応していきたい」と述べた。

 鳩山氏の投稿に対し、フォロワーからは「のり弁の可能性大です」と〝黒塗り〟を予想する声もみられた。

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