立民・野田佳彦代表 渡辺恒雄さんを追悼「懐の深さに感銘を受けた」

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
 野田佳彦氏
 野田佳彦氏

 読売新聞グループ本社代表取締役主筆の渡辺恒雄(わたなべ・つねお)さんが19日午前2時、肺炎のため都内の病院で死去した。98歳。同社が公式サイトで発表した。葬儀は近親者のみで執り行われ、後日、お別れの会が開かれる予定となっている。

 この訃報を受け、立憲民主党代表の野田佳彦氏が党を通して談話を発表した。内閣総理大臣時代の出来事に触れ、渡辺さんを悼んだ。

【以下、談話全文】

本日、読売新聞グループ本社代表取締役主筆の渡辺恒雄氏がご逝去されました。長年にわたって日本の言論界を牽引してきた巨星であり、心からお悔やみを申し上げます。

長年にわたり多くの政治家の方とお付き合いがあり、また、幅広い知見と経験を有され、時々多くのことを学ばせて頂きました。素晴らしい方だと長年尊敬をしており、この度の訃報に接し、大変ショックを受けております。

私自身の思い出としましては、内閣総理大臣在任中の2012年8月、尖閣諸島の国有化を進める際、総理公邸にお招きをし、ご相談しながら、会食をしたことがありました。歴代の内閣総理大臣と深くお付き合いされてきた方でしたが、初めて公邸に来たと仰り、楽しそうにお話しになられていた笑顔を忘れることができません。その際、ご相談させて頂いたことも、見事に果たして頂き、その後も、全く恩着せがましいことは仰りませんでした。そのような懐の深さに感銘を受けた記憶が今も蘇って参ります。

最後に、渡辺氏のこれまでのご厚情に深く感謝を申し上げますとともに、心よりご冥福をお祈り申し上げます。

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