HYBE（ハイブ）傘下レーベルのBELIFT LAB（ビリーフラボ）が、同社からデビューしたILLIT（アイリット）の「〝NewJeansコピー〟を放置していた」という疑惑が浮上したと11日、韓国メディアのスポーツ京郷が報じた。
同メディアが確保した文書によると、BELIFT LABに所属するILLITのビジュアルディレクター（以下、Dr）は、デビュー準備段階当時にHYBE関係者へNewJeansのコンセプト案提供を要請し、受け取ったという。すると、その後のILLITデビューコンセプト案が、NewJeansの案と相当な類似性があり、書類提供者は問題意識を感じたと吐露。しかしBELIFT LABは、ILLIT・NewJeansの類似性を否定する声明を発表したため、HYBE関係者は「これ（NewJeansのコンセプト案）を全部見て参考にしたのに、なぜ違うと言ったのかわからない」と首をかしげたという。
そんなBELIFT LABは、NewJeansとILLITの類似性を否定しただけでなく、ミン・ヒジン前アドア（ADOR）代表に対して、法的対応を進めている状態だ。今回の件が明るみになった以上「ILLITがNewJeansに似ている」という疑惑は、再燃するとみられる。
ミン前代表の法定代理人・セジョンは「HYBEの内部提供者が、ILLITのコンセプトを構想する段階から、NewJeansのコンセプトをコピーしていたことを認めた。また先行仮処分決定でも、両グループの類似性が認定されている。にもかかわらず、BELIFT LABおよびHYBEは、むしろ『ILLIT盗作疑惑は、ミン前代表の虚偽事実の流布』だと主張している」と指摘。
これに先立ち、ソウル中央地方裁判所は5月30日、ミン前代表が提起した議決権行使禁止仮処分を引用し、ILLITのNewJeansとの類似性について「ILLITのデビューを前後して、大衆の間でもILLITのコンセプト・ダンス・衣装などが、NewJeansのそれと『似ている』という意見が出ていた」点を指摘し、「アドアの資産を保護するための義務に合致する」と判断している。
